お母さんも時には良いことを言う!
「明日は、ノ−トパソコンを持って職場に行くから、弁当はいいよ!」
「もっとも、弁当だけの入れ物があれば持っていく」
この、私の発言に対して奥方は何と言ったと思うか。
「何故、弁当にこだわるの? 弁当屋さんの弁当の方が愛情がこもっているよ」
「え! それ何だ!」思わず私は口走った。
「中学でも(神奈川県は全てそうらしい)お母さんの愛情のこもった弁当を子供にもたせることが、情操教育の観点から意義深く、とても良いと学校 は言う」
奥方はさらに、多少興奮ぎみに続けた。
「冷凍食品を、電子レンジで”チン”をし、ご飯を詰める。面倒くさいだけで、どこに愛情があるというの?」
「給食のおばさんの作る、給食の方がはるかに愛情がこもっている」
「私がお父さんの立場なら、昼食は弁当などは持たずに、美味しい物を食べに行く」
世の人はどう思うかしらないが、こういう発言は私は好きである。女房が好きなわけだはなく、発言が好きなのだ。 私は極端に言えば、暖かいご飯と漬け物があれば良い。プラス、めざしが有れば全く文句はない。食い物にはそれほどのこだわりは無い。時には食べるのすらメンドウになることがある。しかし、腹が空くは嫌だ。
休日など、外で食べようと愚妻と豚児どもはよく言う。私が嫌がるのを承知のうえで。
「何で、そんなに食い物にこだわるの?」
私もこだわる物はある。しかし、今はナイショ!
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